麒麟山の米作り

米作りの工程
 

えんすいせん
はじめに、種籾を塩水(塩水濃度38%)に浸し、沈んだ比重の重い籾を選びます。太りが悪くて比重が軽く、浮いてきた籾は取り除き、残った良い籾は水に浸して水分を充分に吸わせた後、水温を28度くらいまでにあげて芽を出させ、芽が出た後は芽止め(冷水に浸す)を行い、種をまく前に水からあげて脱水します。

 

 

 

 

 

たねまき
育苗箱といわれるプラスチック製のトレーに、土・水・種籾・さらに土が機械によって均一に蒔かれます。土は、焼いて消毒された肥料が入っている特別なものです。種が蒔かれた育苗箱は台車に縦に約30枚重ね、ムロと呼ばれる出芽室へ移動し、温度約32度、湿度約100%の中で2日間かけて発芽させます。この育苗箱20枚で、約1反歩(10a)の田植え用の苗になります。

 

いくびょう
まいてから3日目にビニールハウスへ移動。新芽を霜などから保護するために緑化シートをかけ、本葉が出たらシートをとります。苗が3〜4cmまで伸びるまではこまめに温度調節を行い、1日に1〜2回散水して育苗します。

 

 

 

 

 

 

たうえ
種まきから約20日、苗も順調に育ち、いよいよ田植えの準備を行います。耕運機で田を荒く耕した後、苗がしっかり根付くよう水と土をまんべんなく混ぜ、酸素を中に入れながら田を泥状に仕上げる「代掻き(しろかき)」といわれる作業を行います。現代の田植えは機械で一貫して行われ、苗と一緒に肥料も蒔かれるという最新の田植え機が使われています。

【麒麟山酒造のこだわり】消費者の安全・安心に対する関心が高まると同時にトレーサビリティの開示などが求められている中、麒麟山酒造では全社員自らが田植えを行い五百万石やたかね錦などの酒造原料米を栽培することから清酒製造まで、一貫した責任ある製品作りにも取組んでいます。

 

なかぼし
田植えから約1ケ月後、土壌に酸素を供給し、根の活力を高める為に田にある水を抜く事を中干しとよびます。中干しをする為には田の溝を溝切り機できり、水の管理を容易にします。中干しは約1〜2週間(田面に小ひびが入る程度)田を乾かします。中干し後は、根の健全化と地耐力を維持する為、田に水を入れたり、ぬいたりをくり返し行います。


ほごえ
5月の田植えから約2ケ月。丈夫な穂が出るよう、また籾をよく実らせるため、田に水や肥料を入れる穂肥を行います。

 

ぼうじょ
稲が伸びるにつれて雑草も伸びるので、稲が順調に成長できるよう除草したり、防虫する事を防除とよびます。約3メートルのパイプ状の噴射機から除草剤が噴出され、パイプの先から田の真ん中ぐらいまで薬剤を飛ばします。

 

しゅっすい
例年だと7月下旬頃、雨にも負けず暑さにも耐え、いよいよ稲が顔を出す事を出穂とよびます。

いねかり
田植えから約4ケ月。中干し、穂肥、防除と大事に育ててきた稲がいよいよ刈取りの時期を迎えます。

 

 

 

 

 

 

 

かんそう・もみすり
刈り取って脱穀した籾は、大きな乾燥機に入れられ一晩かけて乾燥させます。乾燥機は水分量を自動的に測定し乾燥するという全自動の機械で、ここでも機械が大活躍します。その後、籾摺りを行いますが、籾摺り機はふたつの大きなゴムローラーの間を籾が通って、籾がはがれるようになっています。籾の取れた玄米は筒状のふるいにかけられ、粒が揃った大きいものだけが袋に詰められます。

【麒麟山酒造のこだわり】昔ながらのやり方で、刈り取った稲をわらで結って、稲架木(はざき)とよばれる組まれた木に稲をかけ、約10日間乾燥させた後、脱穀・籾摺りを行います。自然乾燥は天日で外側から乾かし、中の水分が外側に移行してまた乾くという繰り返しによって何日もかけてゆっくりと乾かして行きます。
 

げんまい
手間ひまかけて育てた酒米の出来上がりです。